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お知らせ

新刊

新版「特別支援学級」と「通級による指導」ハンドブック
監修 田中裕一 文部科学省特別支援教育調査官
全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会編
東洋館出版 令和元年8月1日発行



小・中学校でできる「合理的配慮」のための授業アイデア集
 監修 田中裕一 文部科学省特別支援教育調査官
 全国特別支援学級設置学校長協会 編


特別支援学級の魅力と多様な実践事例満載の
「特別支援学級だからこそできること」
監修 丹野哲也文部科学省特別支援教育調査官
全国特別支援学級設置学校長協会 編
東洋館出版社 平成27年6月22日発行
 

会長あいさつ

会長あいさつ

全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会
会長  川崎 勝久
 

 
 令和2度の全特協定期総会を、6月4日(木)に浜松町コンベンションホールにて実施する予定でありましたが、コロナ感染拡大防止の観点から開催することを中止し、全国の理事の皆様に令和元年度事業報告、決算書、令和2年度活動方針案、事業計画案、予算案、役員・常任理事案の6点について誌上審議をお願いしましたところ過半数の承認をいただき、今年度、新会長として就任いたしました川崎勝久でございます。
 山中ともえ前会長には、平成29年度から令和元年度まで会長としてご尽力いただきました。ここ数年の間に、インクルーシブ教育システム構築への動き、義務教育学校標準法の改定による通級による指導担当教員の基礎定数化、学習指導要領の改訂、高等学校における通級による指導の制度化など、これまでの特別支援教育の歴史の中でもなかったほどの、変化が次々とありました。これらの動向に対し、全特協は、各地域の声を反映させながら前進し、組織として確固たる歩みを築いてきました。山中前会長から会長職を引き継ぐことの重責をひしひしと実感しています。
 4月より、各学校はコロナウイルス感染症対策による、臨時休業等の対応で校長先生方、大変ご苦労されたことと思います。多くの地域で6月より学校が再開されてきていますが、新しい生活様式に則り、三密を避けながら、様々な工夫をして授業をされていると推察いたします。特に特別支援学級等に在籍している児童生徒に対しては、様々なケアが必要になる場合が多いです。各地、各学校で状況が違いますので、すべてが同じようにできるわけではありませんが、学校が関係機関と連携をとりながら、児童生徒・保護者に寄り添い、信頼関係を保って、児童生徒が安心して学校に来られるようにすることが大事です。各地の様子等について、全特協として情報を集め、全国の校長先生方に発信していけたらと考えています。
 社会的に厳しい状況ですが、新学習指導要領が、今年度の小学校及び特別支援学校小学部を筆頭に、順次完全実施になります。新学習指導要領では、特別支援学級に在籍している児童生徒や通級による指導を受けている児童生徒に対して、個別の教育支援計画と個別の指導計画を作成・活用することが義務付けられました。また、小学校や中学校の通常の学級の各教科等において、困難さに応じた指導内容や方法を工夫することなどが示されています。これからは、特別支援教育の考え方を通常の学級の中で生かしていくことが重要です。教員を育成し、特別支援学級や通級による指導の教育の質を高めていくことは喫緊の課題であります。また、特別支援教育を充実させていくためには、社会全体が多様性を尊重する共生社会を目指していくことも重要です。そのために、学校が果たす役割は大きく、校長がリードしていく必要があります。
 全特協の諸先輩方が築いてきた58年にわたる歴史の上に立って、障害のある児童生徒も障害のない児童生徒も一人一人が輝き、自立した豊かな生活を送ることができる共生社会の形成を目指すために、皆様と手を携え、さらなる歴史を積み重ねていく所存です。どうぞ、よろしくお願いいたします。