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お知らせ

新刊

新版「特別支援学級」と「通級による指導」ハンドブック
監修 田中裕一 文部科学省特別支援教育調査官
全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会編
東洋館出版 令和元年8月1日発行



小・中学校でできる「合理的配慮」のための授業アイデア集
 監修 田中裕一 文部科学省特別支援教育調査官
 全国特別支援学級設置学校長協会 編


特別支援学級の魅力と多様な実践事例満載の
「特別支援学級だからこそできること」
監修 丹野哲也文部科学省特別支援教育調査官
全国特別支援学級設置学校長協会 編
東洋館出版社 平成27年6月22日発行
 

会長あいさつ

会長あいさつ

全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会
会長  山中 ともえ
 

 
 5月30日に、本協会の定期総会を終え、会長として承認いただきました山中ともえです。3年目となりましたが、令和の時代の初めての会長として、特別支援教育のさらなる発展のために尽力してまいりたいと存じます。

 さて、平成から令和へと時代が移り変わり、平成の時代から引き継ぐもの、令和の時代にさらに高めていくものを今一度、立ち止まって考えていく時であると思います。平成の30年間を振り返ってみますと、特別支援学級や通級による指導を含め、小・中学校に在籍している障害のある児童生徒の教育体制が進展した時期であったと言えます。
 平成5年の小・中学校における通級による指導の制度化、平成14年の全国実態調査による発達障害の実態把握、平成19年の特殊教育から特別支援教育への転換、平成24年の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」の報告、平成28年の障害者差別解消法の施行による合理的配慮の提供、義務標準法の改正による通級指導担当教員の基礎定数化、平成30年の高等学校における通級による指導の制度化など、様々な取組が積み重ねられ、学校も着実に特別支援教育の体制を整えてまいりました。続く、令和の時代には、さらに一人一人の状態や希望に応じた教育が受けられるよう、各学校の校長は教育の質を向上させていく命題を背負っています。私達、全国特別支援学級設置学校長協会も、これらの状勢を受けて、先日の定期総会において「全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会」と名称を変更いたしました。より広く深く特別支援教育を推進していく所存です。
 令和の時代に始まる新学習指導要領では、特別支援学級に在籍している児童生徒や通級による指導を受けている児童生徒に対して、個別の教育支援計画と個別の指導計画を作成・活用することが義務付けられました。また、小学校や中学校の通常の学級の各教科等において、困難さに応じた指導内容や方法を工夫することなどが示されています。今後は、特別支援教育の考え方を通常の学級の中で生かしていくことが重要です。教員を育成し、特別支援学級や通級による指導の教育の質を高めていくことは喫緊の課題であります。
 また、特別支援教育を充実させていくためには、当該児童生徒への対応だけではなく、社会全体が、多様性を尊重する共生社会を目指していくことが重要です。来年開催される東京オリンピック・パラリンピックを一つの契機として障害者理解がすすみ、障害のある人もない人も互いが理解し、支え合う社会を構築していきましょう。そのために、学校が果たす役割は大きく、校長がリードしていく必要があります。
 各学校が「社会に開かれた教育課程」を実践し、特別支援教育を推進していくためには、全特協として、様々な機関との連携を一層深めてまいります。全特協の諸先輩方が築いてきた55年にわたる歴史の上に立ち、一人一人が輝き、自立した豊かな生活を送ることができる共生社会の実現を目指し、さらに歴史を積み重ねていく所存です。どうぞ、よろしくお願いいたします。