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お知らせ

新刊

小・中学校でできる「合理的配慮」のための授業アイデア集
 監修 田中裕一 文部科学省特別支援教育調査官
 全国特別支援学級設置学校長協会 編


特別支援学級の魅力と多様な実践事例満載の
「特別支援学級だからこそできること」
監修 丹野哲也文部科学省特別支援教育調査官
全国特別支援学級設置学校長協会 編
東洋館出版社 平成27年6月22日発行



「特別支援学級」と「通級による指導」ハンドブック


 

会長あいさつ

会長あいさつ

全国特別支援学級設置学校長協会
会長  山中 ともえ
 

 
 今年度、新たに会長として就任いたしました山中ともえです。阿部謙策前会長には、平成26年度から28年度まで会長としてご尽力いただきました。この3年の間には、障害者差別解消法の施行、インクルーシブ教育システム構築への動き、義務教育学校標準法の改定による通級による指導担当教員の基礎定数化、学習指導要領の改訂など、これまでの特別支援教育の歴史の中でもなかったほどの、変化が次々とありました。全特協の会長としてこれらの動向に対し、先を見据えた提言や全国への周知徹底など、各地域の声を反映させながら前進し、全特協の組織として確固たる歩みを築いていただきました。
 特別支援教育が制度化されて、10年目の節目の年に、阿部前会長から会長職を引き継ぐことの重責をひしひしと実感しています。

 さて、今年度はこの3月に小学校・中学校の新学習指導要領が、また、その1ヵ月後の4月には、特別支援学校小学部・中学部の新学習指導要領が相次いで告示されました。新学習指導要領においては、共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築を目指した主旨を踏まえた改訂となっており、全特協としては、その周知徹底を図っていかねばならない年です。特別支援学級や通級による指導の充実・発展を1つの目標としている全特協は、小学校・中学校の学習指導要領だけではなく、特別支援学校小学部・中学部の学習指導要領についても深く理解し、今後の10年間を見据えた活動を行っていきたいと思います。
 また、障害者差別解消法が施行されて1年が経過し、学校における合理的配慮の提供も次第に理解が広がってきたところです。しかし、まだまだ学校や保護者に理解が周知されているとは言い難い状況もあり、全特協としては、実践例を紹介するために、昨年度全国の各学校にご協力いただいた「合理的配慮の実践事例集」を秋頃までに刊行します。各学校で参考にしていただければ幸いです。
 さらに、通級による指導の担当教員の基礎定数化を受け、毎年実施している全国調査を、今年度は「通級による指導の充実」に資するための内容とし、様々な提言の基礎データとします。今後、通級による指導がさらに拡大することが予測されますので、各地域での活用が望まれるところです。

 各学校が「社会に開かれた教育課程」として、特別支援教育を推進していくためには、全特協として、様々な機関との連携をより一層深めていくことが重要です。今後、特別支援教育も生涯学習へと、次のステップへ駒をすすめていく時代となりました。これまで、全特協の諸先輩方が築いてきた53年にわたる歴史の上に立って、障害のある児童生徒も障害のない児童生徒も一人一人が輝き、自立した豊かな生活を送ることができる共生社会の形成を目指すために、皆様と手を携え、さらなる歴史を積み重ねていく所存です。どうぞ、よろしくお願いいたします。